デスクワークで地味にキーボードやマウスをいじっていると、知らず知らずのうちに腕がパンパンに膨れ上がっている、ということはありませんか?

今回の記事では、とてもシンプルで効果的な腕の疲れをリフレッシュさせる、3つのおススメの方法についてシェアしたいと思います!

デスクワークなどで腕の疲れは放っておくと腱鞘炎になってしまう方もいらっしゃいます。

誰でも簡単に実践できますので、まずはどうぞご覧ください!

 

腕の疲れをリフレッシュさせる方法 その1「手首ブラブラ運動」

ただ手首をゆるめるだけではなく、ちょっとしたコツがあります。そのコツを行うかどうかで腕全体の疲れがリフレッシュされる度合いも変わりますのでご紹介したいと思います。

1.どちらか片方の腕を親指を上にしてまっすぐ伸ばします。

2.親指側の肘の上がツボの「三里」になる様にチェックします。

3.反対側の腕で、ツボの「三里」と反対側の肘の先端をわしづかむ様ににぎります。

4.「三里」も反対側も、つかむと「ウッ!」と痛気持ちいい感覚があるのを確認します。

5.その2点が効いている状態で、わしづかみながら10~30秒くらい腕を振ります。

いかがでしょうか?

これ、地味に行うとけっこう腕が軽くなっていることが確認できます!

なぜこんなことで腕が軽くなるのでしょうか?

 

腕には手首を屈曲(縮める)・伸展(のばす)させる二つの筋肉のつながりが肘までついている。

腕の疲れは主に手首の疲れともつながっています。

というのも、手首を屈曲(ちぢめる)・伸展(のばす)させる筋肉が腕全体にあって、その筋肉繊維の端が肘までつながっているからです。

手首をゆるめることは「=」腕全体をゆるめることになるんですよね。

 

この手首ブラブラ運動で押さえている2つのポイントが、ちょうど手首を動かす筋肉の付け根になります。ですので、この付け根を抑えながらブラブラ揺らしてあげると、紐がゆるんでいくのと同じように手首も軽くなり、腕全体もゆるんでいく様になります。

これは施術者がよく自分たちのセルフケアに使っている裏技でもあります。

けっこうおススメですよ☆

 

腕の疲れをリフレッシュさせる方法 その2「親指ストレッチ」

続きまして、腕と関連する親指をストレッチすることで腕全体をゆるめていく方法です。

1.どちらかの親指をまずは「ピン!」と伸ばす様に立てる。

2.反対の手で親指を反らせるように伸ばしてキープする。

3.反対の親指で、伸ばされている親指の手首側の付け根をもみほぐす。

いかがでしょうか?

けっこう痛気持ちいいですよね?

これは、親指~腕~肩~首とつながっている筋膜ラインを利用して、親指をほぐすことによって連動して腕全体を一緒にゆるめていく方法になります。

実は親指って、けっこうデスクワークなどでマウスを使ったり重い荷物を持ったりして酷使してしまいがちなんですよね。

だからこそ、親指が原因で腕や肩こり、首の詰まりになっているケースも少なくないんですね。

 

親指をきちんと伸ばすと、猫背などの負担も少なくなりやすい。

さきほどの筋膜のつながりをお伝えしましたが、親指から縮むと連動して腕や肩、そして首までお互いに縮みやすくなるという事実があります。

これが一定以上凝り固まっていくと、腕や肩、首の前側が凝り固まっていき筋膜全体が縮んで自然と猫背になりやすくなってしまいます。

ですので、猫背と言っても肩や胸だけの問題ではなくて、実は腕や親指からの影響からきているケースもあるんですよね。

 

要するに、筋膜全体でつながっているのでその中のどの部位が主な原因として縮んでいくかを検証していき、その主な原因である患部をプラス化することによって初めて全体が本質的にゆるみだす、ということが筋膜を勉強しながら臨床経験を積んでいくと分かってきました。

話は少しそれましたが、要するに腕の疲労感も筋膜ラインのつながりから見て、親指が主な疲労の原因であるならば親指ストレッチによって初めて本質的にゆるみだす、というケースも少なくないということです☆

 

腕の疲れをリフレッシュさせる方法 その3「腕のぞうきん絞り」

言葉の表現は微妙ですが(苦笑)

ですが、これは非常に効果的で私も臨床で良く使っているテクニックの一つです。

1.どちらかの腕をもう片方の手でわしづかみする。

2.20~30秒くらい、ぞうきん絞りの要領で掴みながら交互に絞り続けます。

いかがでしょうか?

これ、けっこう効くのでおススメのアプローチの一つです。

しかもこれ、たった20~30秒くらいだけでもビフォーアフターの検査で違いがハッキリ出ます!

 

腕のぞうきん絞り20~30秒だけで腕の可動域がかなり上がる!?

検査方法はシンプルです。

1.アプローチする側の腕をまっすぐ目の前に伸ばす。

2.そのまま真横に水平に広げる。(右腕なら右側に。左腕なら左側に)

3.この時、自然に止まるところまで無理せずに広げ、力まないで広げられるところで止める。

これだけです。

この検査を最初に行い、その上でさきほどの腕のぞうきん絞りを20~30秒ほどやってみてください。

いかがでしょうか?

 

そしてその後、もう一度この検査をやってみましょう。

いかがでしたか?さっきよりけっこう広がりませんか?

 

腕のぞうきん絞りで筋膜全体がゆるみ、一緒に肩や首、胸までもゆるんでしまう。

こういった体験を実際に経験すると、その即効性と効果の高さから不思議に感じる方も少ないとは思います。

ですが、これが筋膜ラインを意識した効果的なアプローチのすごさなんですよね!

 

筋膜のライン上に一番痛い部位があったとしても、必ずしもそこが原因で痛みが発生しているとは限らない。

要するに、関連する筋膜ラインのどこかが最も縮みだしていることによって生じている痛みであるならば、まずはそこを特定させ、その場所にアプローチしなければまた同じようなコリが生じ、痛みや疲労が発生してしまうんですね。

だからこそ腕そのものが疲れていたとしても、きちんとヒアリングしながら日常生活でどういった習慣によって腕が疲れやすくなっているのかを聞き出し、その上で仮説を立てながら一つ一つ検証していくことが根本的にプラス化する上では重要になってきます。

だからこそ、痛い場所や疲れがたまっている場所だけにアプローチすることだけではなく、関連する全体も視野に入れながら一緒にアプローチしていくことがポイントなんですよね。

 

腕の筋膜ラインよりも、もっと重要な体幹の筋膜ライン。

今回は腕の話でしたが、やはりその腕よりも重要になるのが体の中心部、体幹の部分ですよね。

なぜなら、内臓や横隔膜、脳に近い頭蓋骨の中心部である蝶形骨などといった、深い部分に関連する筋膜ラインがあるのですが、ここが縮こまってしまうと、生命エネルギー全体が低下し、全体的な歪みや疲労が溜まりやすくなってしまいがちです。

だからこそ、体幹・インナーマッスルって本当に大切なんですよね。

その体幹の筋膜ラインの中に腰の前側にあるインナーマッスル「腸腰筋」があるのですが、これがいわゆる全身の重心に位置する丹田と呼ばれる部分と場所にあります。

おへそより数センチ下の丹田を意識して使えるようになると、全身の要である「腸腰筋」も活性化しやすくなり、結果的に全身の機能が正常に働きやすくなります。

 

だからこそ、丹田ってすごい大切なんですよね。

そんな全身の要である丹田について詳しく書いてあるブログがあってかなりおススメです。

丹田を意識することで体幹が活性化しやすくなり、結果的に腕の詰まりも間接的にプラス化しやすくなります。

この機会に丹田について知識を広げてみませんか?

↓ ↓ ↓

丹田についてこの機会にインプットしてみる!

 

この記事を書いた人

maro

・リラクゼーションサロンの店長。

・健康とメンタルの関係性を日々、研究。

・妻と2人暮らし。

・趣味は太極拳。音楽鑑賞。